無外流の創始者、辻月丹
無外流の創始者、
辻 月丹

居合とは、戦国時代から江戸時代初期にかけて生まれた、
日本刀を使った武術。
剣道が刀剣を抜いた状態からスタートするのに対して、
居合は刀剣を鞘に収めた状態から抜刀し、
その動作で一撃を加えたり、相手の攻撃を受け流すなどして、
相手を制するに至るまでの技術を中心に構成されています。

「居」ながらにして敵に「合う(遭遇する)」ことを想定して形が組まれ、
刀剣の扱いや作法、足裁き、呼吸など、全体を含めた型を極めます。
剣道のように打ち合いをするわけではないので、
老若男女を問わず、修得できる武道です。

無外流とは

無外流とは、江戸時代中期の剣豪、辻 月丹が
1693年(元禄6年)に創始した剣術の流派。
戦後間もなく、第11代中川士龍先生が
「無外流剣術」と「無外流居合」などを体系立て、
作り上げたのが「無外流居合兵道」です。

切り上げの太刀筋が多いところが特徴で、
全部で23の型があります。
初段に至るまでに「五用」と呼ばれる
真、連、左、右、捨の
5つの基本型を修得。
その後、武道を追求していきます。

無外流居合兵道目録
無外流居合兵道目録